私は、この仕事を決めた理由は、華やかさや、派手さではありません。私がこの職場に決心した理由は、実際に初めてオリオンハウス（通所施設）に赴いた際、メンバーたちの表情が、みんな穏やかで楽しそうであったこと。職員とメンバーの関係性がとても濃密であったことです。この場所は、一言でいうと、障害者福祉において、どの場所よりも、メンバーと親身に、真剣に向き合える場所であると言えます。それは決していいことばかりではありません。いろいろなときがあります。しかし、ある一定期間ここで過ごして気づいたことがあるのです。それは『与えるだけではなく、むしろ与えられている。』ということです。障害者福祉は、イメージ的にこちらから一方的に与えるだけの仕事のように思われがちです。でも、自分自身、メンバーから多くの気づきを日々頂いています。普通の仕事では到達できない精神の境地に日々昇華させていただいております。ずばり毎日新鮮で、とても刺激的な日々を送らせていただいています。障害者と真剣に、濃密に向き合うことに魅力を感じる人であるのであれば、この場所はとてもふさわしいと思います。これからここへ入社してくる皆さんと、仲間になり、えのき会を繁栄させていけることを、楽しみにしています。